企業の成長には「先行投資が必要」という概念をしっかり自分の中に持っていないと厳しいのかも

ライザップは乱高下していましたが、下の方で少し買い戻しました。単にこの機会に新優待基準に合わせた調整でもするかなということですが。

 

 

ところで「決算が読める」と言われますが、その言葉自体あまり理解されてないんじゃと感じるので、それはどういうことなのかライザップの事例で少し考えてみました。

 

①決算短信の1枚目で概要を把握する

②利益の内訳などを文章やPLやセグメント情報などで確認する

③どういう方向に向かおうとした結果この数字になったのか、今後はどうなるのか説明会などで確認する

「決算を読む」というのは単に増益とか減益とか数字をなぞることではありません。数字の本質をつかむことです。

本質まで理解するにはその企業のことがある程度分かってなきゃできません。
なので私はトヨタとか銀行とかの決算は読んでもよく分からないと思っています。

 

今回のライザップでいえば

・通常1Qに大きな広告宣伝費をかける企業であること

・特に今年はゴルフその他で大きな先行投資をしていること

・一方で前年は若干広告宣伝費をしぼっていたこと

などを事前に理解している必要があります。負ののれんについても前期も当期も出ているので理解している必要があります。
なかなか大変だと思います。

 

 

今回のライザップの決算を見た人の感想をちらほら見てましたが、大きく分かれてました。それはこんな感じではないか?
①だけだと、減益でライザップの成長終了!
②までだと、負ののれんで数字作ってるだけで実質赤字じゃん!
③までやれば、先行投資に30億かけた結果で、1Qは予算を大きく上回っている!上方修正あるかも!

などなど、大きく大きく印象が変わります。これに加えていろんな思惑(決算前だから売っておこうとか、決算時の材料に期待して買おうとか)で株取引をしてる人がいるので株価はさらに複雑なことになるわけです。

 

 

普通の人からしたら、とてつもなく面倒くさいですよね。
でも慣れてくると非常に楽しいことです。
好奇心を満たしてくれます。

 

決算を読もうとしても、必ずしも自分が正しく理解できるとは限らないし、やったからといって利益につながるとも限らない。
それでもやる。
報われようが報われまいがやる。
そこに効率など求めない。

 

そうやって行動しているうちに知識と経験が蓄積され、多数派が見えてない大チャンスが時々めぐってくる。今まで何度もそういう経験をしているから、さらに楽しくなる。
そんなもんです。

 

 

なお、説明会については非常に好感触でした。

http://www.c-hotline.net/Viewer/Default/KECOb394d427622e5238ce8a904ebb725d13

・「予算を上回る進捗」であることを強調しておりました。決算当日に説明会をしたのは、やはり減益を誤解されたくないからという点が強かったのかも。
・ライザップゴルフにむちゃくちゃ先行投資しており本気度がすごい。採用のために大会開催しちゃうとか。。。
・49分に流通株式についての質問あり。東証昇格と同時に公募増資の線がやはり強いのかな~(もちろん第三者割当の予定があったとしてもインサイダーになって言えないわけだけど)

 

というわけで別に私はライザップ信者ではないので、M&Aその他に関連する懸念も色々理解はしているのですが、今回の印象は総じてポジティブでした。何より目先の決算より将来像が大事ですし、社長はすでにコミット2020を上回る数字を見ている印象があります。

 

「決算を読む」ために何が必要なのかは人それぞれだと思いますが、説明会はじっくり見て、じっくり考えた方がいいと思います。

受け身ではなく、自分の知らなかったものをどんどん吸収する。
そして一番大事なのは続けることです。

続けていくことで見えてくるものはたくさんあるのに、大半の人は続けることができません。

レベルアップには時間がかかります。

それはどんな分野でも当たり前のことです。

 

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