日経トレンディ11月号に掲載されました・・・・本質を伝えることはなかなか難しい

取材でどう話すか苦労した記事です。
記事をざっと見ただけだと「低ROE&キャッシュリッチ」をスクリーニングで探せばいいのか?などと小手先のテクニック重視の人は思ってしまうかもしれません。そうではなくて、もっと本質の所を大ざっぱでいいので学ぶことが重要と考えています。

 

・そもそもROEは株主が拠出した資本に対して、どれだけのリターンを経営者が生んでいるかを測る指標。
・(今まであまりにもROEが低いと言われてきた日本の)世の中の流れとしてROEを重視せよというのがある。
・それが経営者の評価にもつながる。
・であるならば、まともな企業なら今後どういう行動を取るか。あるいはすでに経営方針として明らかにしているか。
・その結果、株価はどうなる可能性が高いか。

 

こうした大きな流れをつかんでおけば、色々な発想ができますし、未来の予測ができます。どう自分の投資にあてはめるか、自分で応用ができるということです。

 

例えばすでにROEが10%の企業であっても、今後も継続的に自社株買いをやるとか増配していくとか、色々なことが見えてきます。(だから低ROEをスクリーニングしたって何も見えてないならたいした意味はない)

 

こんな思考プロセスに「即効性」なんてあるわけないですよ。でも、きちんと学んでおくと、知らないうちにじわじわパフォーマンスを上げてくれてる(ような銘柄を選ぶことに自然とつながっている)と思うんですね。

 

ここに基礎固めをがっちりやることの意味があります。私が過去それなりのパフォーマンスを続けられたのは、そういうことを大事にしてきたことが大きくて、、「1部昇格のようなテクニックはおまけにすぎない」とさえ思います。でも、多くの人はテクニック探しばかりしていて、なんだか根本的なことが分かってないんじゃないかと感じることも多いです。

 

 

なお、宝印刷は事例は本の中ではROEの解説で取り上げてますが、実際には「低PBRの優待株かつストックビジネス」として面白いかなというのが出発点でした。でも、PBRとROEがつながっていることを知っていれば、間接的に低ROEを選んでいることにもなります。

 

 

2冊目の本は様々な知識と経験を個別に解説しているから、人によっては現実へのあてはめが困難に思えるのかもしれません。現実には本の中に書いてあったことは「同時に」分析しているのです。でも、いきなり同時にはできないから、個別に解説していくしかない。

 

個別の知識を蓄えて行くと、あるとき各々がつながって投資アイディア(知恵)が生まれる。

のだけど、そこまで行ける人がなかなかいないのかも。それがなんとなくでも分かっている人が、あの本を評価してくれている気がしている最近です。

https://tarohibi.com/fundamentals

(また感想見つけました。ありがとうございました。)

 

ちなみに、宝印刷はROEの解説だけじゃなくキャッシュフローの解説にも出てきたりするのですけどね。アビストなんかもそうだけど、本の中で「同じ銘柄を違う解説で使っている」のは、実際には「同時に考えていた」ことだったりします。

 

すみません、また長々色々書いてしまいましたが、どうでもいいよという人は別に読まなくていいです。でも、誰かの何かのヒントになれば嬉しいです。

 

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